ピジョンの「母乳実感」シリーズは、赤ちゃんの成長段階に合わせてさまざまなサイズの乳首が展開されています。
通常、新生児には流量が少ない「SSサイズ」が適していますが、Sサイズを使用する方もいるかと思います。
この記事では、Sサイズ乳首が新生児に適しているかどうか、Sサイズを使用する際の注意点について解説します。
母乳実感の乳首のSサイズって?
Sサイズが一番小さいと思っていたです~!
母乳実感乳首のSサイズは生後1か月~が目安
母乳実感の乳首の「Sサイズ」は、1~2か月頃の赤ちゃんの使用を想定して製造されています。
新生児期の赤ちゃんは、吸う力がまだ弱く流量が少なめの乳首が必要なため、「SSサイズ」が一般的に推奨されています。
「SSサイズ」は生まれたばかりの赤ちゃんでも無理なくミルクを飲めるよう、低流量で設計されています。
・SSサイズ
0ヶ月から使用でき、新生児向けの低流量。
赤ちゃんが無理なくミルクを吸える設計です。
・Sサイズ
1ヶ月頃から使用できるように設計され、SSサイズよりも流量が多め。
吸う力がついてきた赤ちゃんに適しています。
母乳実感乳首の選び方
乳首サイズが赤ちゃんにあっていない場合、哺乳に適した量が出ない(多すぎ、少なすぎ)ので、むせこみ、飲みづらいなど、赤ちゃんに負担をかけてしまう場合があります。
飲むペースから選ぶ
赤ちゃんの飲み方には個人差がかなりあります。
パッケージやサイトに記載された月齢はあくまでも目安にすぎないので、赤ちゃんの飲むペースから選ぶことも検討しましょう。
Sサイズ
・対象目安:生後1~2か月頃
・1回の授乳時間の目安
100mlなら10分、150mlなら15分
新生児にSサイズを使ったら?
1か月経たずに交換するのはもったいない気が…
新生児にSサイズを使用する場合の注意点
新生児にSサイズを使用することは基本的に推奨されませんが、赤ちゃんの飲み方や成長スピードによっては、Sサイズを使用する場合もあります。
以下に、新生児にSサイズを使う際の注意点を紹介します。
ミルクの流れが速すぎないか確認する
SサイズはSSサイズよりも流量が多いため、新生児が飲むには速すぎる可能性があります。
赤ちゃんが飲むときにむせたり、飲み込みにくそうにしている場合は、Sサイズの使用を控えたほうが良いでしょう。
赤ちゃんの吸い付きや飲み方を観察する
Sサイズを使ってみたときに、新生児がスムーズに吸い付けず、飲みにくそうな場合には、SSサイズに戻すことを検討してください。
特に新生児期は無理に流量を増やさない方が、赤ちゃんにとって安心です。
体重の増え方や成長度合いを考慮する
生まれたときから吸う力が強い赤ちゃんも一定数います。
赤ちゃんの成長スピードや体重の増え方によっては、初めからSサイズの方が良いこともあります。
医師や助産師のアドバイスを受けると安心です。
新生児がSサイズを使うメリットとデメリット
新生児がSサイズを使用するのは、絶対にNGというわけではありませんが、メリット・デメリットがあります。
赤ちゃんの個性も考慮して、参考にしてみてくださいね。
メリット
- ミルクの流量が増えるため、授乳時間が短縮される
赤ちゃんに吸う力がある場合、Sサイズの流量で適切な量のミルクが出るため、授乳時間が短くなることがあります。
デメリット
- むせやすくなる
流量が多いため、新生児がむせやすくなり、飲むのが難しく感じることがあります。 - 消化不良を起こしやすい
ミルクが速く出ると飲みすぎる可能性があり、胃に負担がかかってしまうこともあります。
新生児にはまずSSサイズを使用するのがおすすめ
一般的に、新生児には「SSサイズ」が推奨されており、赤ちゃんが無理なくミルクを飲めるような設計がされています。
新生児期は、ゆっくりとした流量で少しずつミルクを飲むことが大切です。
生後1ヶ月頃から赤ちゃんの成長に応じて、Sサイズへの切り替えを検討するのが良いでしょう。
まとめ
ピジョン「母乳実感」のSサイズ乳首は、生後1ヶ月から使用できるサイズで、新生児には基本的に適していません。
新生児にはSSサイズを使い、赤ちゃんの吸う力がしっかりついてきたと感じる1ヶ月頃からSサイズに移行するのが安心です。
もし新生児にSサイズを使用する場合は、赤ちゃんの様子をよく観察し、むせたり飲みづらそうであればすぐにSSサイズに戻すようにしましょう。